「牡丹ちゃん...起きてるかい?」 部屋の戸を叩かれ、閉じていた目を開けベッドに突っ伏していた顔を上に向ける。 「はい...起きてます」 「そう良かった、昨日は、心配したよ」 叔父さんと住みだして外泊をしたのは初めてだった。 「ごめんなさい、今度は前もって連絡します」