10月25日(木)
昨日の夜も、吐き気と、この先の不安で眠れなかった。
中絶を決めて、手術してしまった方が楽だと思う。だけど、手術は怖い。
それに。
たぶん私は、手術をした後で後悔する。非道徳的なことをしたと、くよくよ悩むに違いない。
だけど、産むと決めたら決めたで、毎日不安で泣くに違いない。
結局。
私はどちらを選んでも後悔するのだ。ネガティブな性格が嫌になる。
昨日も不安で泣く私の隣で、夫は眠ってしまった。
疲れているんだから仕方ない。
わかっているのに、イライラする。
夜中に別室へ移動して、布団を敷いた。
朝方、夫がやってくる。
吐き気と不安で眠れないと泣く私。毎日毎日、同じことの繰り返し。
同じ不満と同じ不安を繰り返して、泣きじゃくる。
夫はしばらく、私の背中を撫でてくれた。
でも
「もう仕事に行く時間だから」
「つわりも酷いし、すごく不安だからいかないで」
「それは無理。仕事休めないのわかってるでしょ?」
爆発した。
「全面的にサポートするって言ったのに、何もしてくれないじゃん! 結局、毎日苦しいのも不安なのも私だけ。中絶手術受けるのも、産むのも私だけ!! あなたの日常は変わらないもんね。子供産まれても、結局我慢するのは私だけ!!」
「どうして私だけ、こんな思いするの? 責任は全部オレにあるって言ってたのに! 責任とってるのは私だけじゃん」
「いいよもう! 一人で中絶してくるからお金頂戴!!!!!」
言うだけ言って、気分が悪くなって、トイレで吐いた。
ほとんど食べていないから、吐くものがなくて苦しい。
やっとトイレから出てくると、夫はリビングの隅でどこかに電話をかけていた。
別室のドアを閉めて、敷いてあった布団にくるまって泣いた。
しばらくして夫が入ってきた。
布団越しに夫が話しかける。
「ごめん。オレが分かってなかった。オレだけ普通に仕事に行くのは、本当に間違ってた。さすがに一日休めないけど、午前休取ったから。本当にごめん」
夫は優しい。
私は自分勝手だ。
わかっている。
わかっているのに。
どうしたらよいのか、わからない。
昨日の夜も、吐き気と、この先の不安で眠れなかった。
中絶を決めて、手術してしまった方が楽だと思う。だけど、手術は怖い。
それに。
たぶん私は、手術をした後で後悔する。非道徳的なことをしたと、くよくよ悩むに違いない。
だけど、産むと決めたら決めたで、毎日不安で泣くに違いない。
結局。
私はどちらを選んでも後悔するのだ。ネガティブな性格が嫌になる。
昨日も不安で泣く私の隣で、夫は眠ってしまった。
疲れているんだから仕方ない。
わかっているのに、イライラする。
夜中に別室へ移動して、布団を敷いた。
朝方、夫がやってくる。
吐き気と不安で眠れないと泣く私。毎日毎日、同じことの繰り返し。
同じ不満と同じ不安を繰り返して、泣きじゃくる。
夫はしばらく、私の背中を撫でてくれた。
でも
「もう仕事に行く時間だから」
「つわりも酷いし、すごく不安だからいかないで」
「それは無理。仕事休めないのわかってるでしょ?」
爆発した。
「全面的にサポートするって言ったのに、何もしてくれないじゃん! 結局、毎日苦しいのも不安なのも私だけ。中絶手術受けるのも、産むのも私だけ!! あなたの日常は変わらないもんね。子供産まれても、結局我慢するのは私だけ!!」
「どうして私だけ、こんな思いするの? 責任は全部オレにあるって言ってたのに! 責任とってるのは私だけじゃん」
「いいよもう! 一人で中絶してくるからお金頂戴!!!!!」
言うだけ言って、気分が悪くなって、トイレで吐いた。
ほとんど食べていないから、吐くものがなくて苦しい。
やっとトイレから出てくると、夫はリビングの隅でどこかに電話をかけていた。
別室のドアを閉めて、敷いてあった布団にくるまって泣いた。
しばらくして夫が入ってきた。
布団越しに夫が話しかける。
「ごめん。オレが分かってなかった。オレだけ普通に仕事に行くのは、本当に間違ってた。さすがに一日休めないけど、午前休取ったから。本当にごめん」
夫は優しい。
私は自分勝手だ。
わかっている。
わかっているのに。
どうしたらよいのか、わからない。



