入学式が終わり、放課後。

あたしには疑問点がある。

・・・・隣の席っていったい誰!?

いや・・・。名前はわかってる。

席表に書いてあったし。

原 大輝(はら だいき)。

ロッカーに鞄はいっているにもかかわらず、あたしはみたことがない。


「ねぇ麻耶ー!!あたしの隣の人知ってる?」

あたしがこういうと麻耶は勉強(?)していた手をとめ、こっちを見た。

「まぁねっ。そいつ同中だしぃ。」

「その人ってどんな人!?」

あたしの言葉に麻耶は少し目を見開いた。

でもすぐにいつもの顔にもどった。

「そぉだなー・・・。学年トップの成績に完璧な顔!!そしてお金持ち!!」

麻耶は目を輝かせながら言った。

でも険しい顔になって

「・・・それにドSで俺様でサボり魔!!まぁ人は見た目じゃないってあいつみて思った

ね!」

・・・ふーん・・・。

なんかずっとサボっててほしいかも・・・(笑)

「そーなんだ・・・。ありがと!!」

あたしはそういうと麻耶の返事も聞かずに走り出した。