ツンデレ★王子

ガタッ…

積まれていたものが鞄にあたって落ちた。

自分でやったことなのに結構驚いたあたし。


「誰…?」


気付かれてしまった。

まぁ行くつもりだったんだけど…

もうちょっと声が聞きたかったというか…


「誰かいるんだろ!」


怒ったように言ってきたので、急いでその人のところへ行った。


「遅れてスミマセン!!」


真っ先に頭を下げる。

怒られる!

そう覚悟しながら目をつぶった。