バーダーは何が起きたのか瞬時に分析するとそれを言葉にした。
「貴様、武器に何か仕込んでいるな?」
それを聞いたラーメ将軍は不適に嘲笑う。
「フハハハ、バカか? そんな下らん事をするかッ!! こいつは他の物よりも少し頑丈な武器ってだけで、なーんの細工もしてねぇよ!」
そう叫んだラーメ将軍は補足するように言葉を加える。
「まあ、誰もが出来るって訳でもないが、俺としちゃぁ只の小技だな。」
ラーメ将軍が話をしている間も戦斧から目を離さず観察していると、ある事にバーダーは気付いた。
(成る程、そんなことが出来るのか……。)
「まあいい。話にも飽きたから、そろそろ死んで貰うか。」
突如突進を始めるラーメ将軍は、あらゆる方向から力任せに戦斧を振り下ろして来る。
それを全て天才的な反射神経で受け流すが、身体中に無数の傷が出来上がって行く。
