桜蝶&蒼龍 【3】

結城side


咲が1週間たっても、目を覚まさない…


いつもみたいに“冗談だよ”って言えよ…


そしたら、俺たち…


咲に抱きつきにいくよ…


バタバタ


チッ


誰だよ?
ここ病院だぞ?


走ったら、いけねぇのに…


足音は、咲の病室の前で止まった。


ガラッ


玲「結城!!充が…充が!!」


充!?


もしかして…


結城「充がどうした!?」

玲「目を覚ましたの!!」


えっ?
マヂで…


俺は、いつの間にか泣いていた。


玲「結城…よかったね…後は…咲だけだよ?」

結城「あぁ…本当によかった…」


咲…


聞こえるか?


やっと充が目を覚ましたぞ?


だから、お前も早く目を覚ませよ…