桜蝶&蒼龍 【3】

篤の言っといてよ…


「あ。もしかして、後ろのかっこいい人ですか?///」


後ろ?


私は、後ろを見た。


あ。充の事ね。


『違うよ?』

「あれ?違うのですか?じゃあ、誰ですか?」

篤「芽瑠。目の前にいる」

「目の前?」


芽瑠ちゃんは、私を見た。


「咲さんじゃないですよね?」

『私が総長だよ?』

「ええ!?」


なんで、そんなに驚くの?


「桜蝶の総長は、男だと聞いてました…」

『まぁ。よく、男に間違えられるからね((苦笑い』

「え!?その容姿でですか!?」

『ううん。総長の姿の時ね』

「あ。そういう意味ですか…」


どんな意味だと思ってたのかな?


まぁ。気にしないでおこう。


「芽瑠ー?」

「あ。李依」


可愛い女の子が部屋に入ってきた。


芽瑠ちゃんといい、この子も可愛い。


「もう、芽瑠!どこに行ってたのよ!?居ないから、びっくりしたし!」

「ご、ごめん>_<」

『芽瑠ちゃん。誰?』

「あ。私の親友の星野李依ちゃんです」

「はじめましてー。星野李依です。よろしくお願いします」

『私は、一条咲。よろしくね』

「よろしくお願いします。で、芽瑠。ここどこ?」


……………。


知らずに来たの?


「桜蝶の倉庫だよ?」

「ええ!?あの有名な!?」

「うん」

「なんで、ここに!?」

「お兄ちゃんに頼んだの」

「なるほど…で、総長さんは!?」

「目の前にいるよ?」


李依ちゃんの目が見開いた。


やっぱり。同じ反応だね…