充side


俺は、龍と戦って咲が酒井朗と戦う事になった。


久しぶりに会う龍は、少し痩せていた。


龍「ふっ。久しぶりだな。充…」

「あぁ。久しぶり」


龍の声がどんどん低くなった。


やっぱり、俺を恨んでるか…


龍「充、本気出せよ?俺も本気出すからさ」


本気だと…?


咲の了解を得ないと無理なんだけどな…


今日ぐらいは、いっか。


でも、70%ぐらいで殺るか。


「わかった。じゃあ、始めようぜ」

龍「チッ あぁ…」

「game startだな」

龍「あぁ」


それから、殴り合いが始まった。


ーーバキッ

ーードカ

ーーシュッ

ーーパシッ


チッ


全然、当たらねぇ…


強くなったな…


龍…


でも、負けないぞ。


俺は、次々と拳を龍の腹にいれた。


「グハッ ゲホッ ゲホゲホ」


龍が血を吐いた。


だから、俺は止めた。


「降参か?」

龍「あぁ…これ以上戦えない…」

「そうか…強くなったな…」

龍「ふっ。お前もな。おっと。向こうも終わったみたいだぞ。じゃあ、俺は帰るぜ」

「おぅ。またな!」

龍「あぁ」


龍達は、帰った。


勝ったみてぇだけど、俺はそんなの関係ない。


久しぶりに龍と戦ってすっきりした。


なんか、前に進めた気がする。


龍のおかげだな。


サンキュー。


龍。


俺は、心の中で龍にお礼を言った。


充side 終わり