咲side


今日は、結城の誕生日。


なんだけど…


なんか、すごく嫌な予感がする…


気のせいかな?


でも、私の予感はよく当たるからね…


ーーーーガラッ


「咲ー!おはようー!」


あ。椎…


『おはよう…』

「なんか、元気ないね…?」

『そうかな?』

「うん」


やっぱり、椎は鋭い。


「あ。裏切り者、わかったよ!」


え…?裏切り者がわかった?


『誰?』


あの人じゃないように私は、祈った。


「…流星だよ…」

『そう…』


よかった。


あの人じゃない。


『でも、なんでわかったの?』

「流星が鬼神と一緒にいた」


鬼神ね…


『レイプとか、最低な事をしてる奴等ね…』

「うん…」

『じゃあ、流星には裏切り者としての罰を与えましょう』

「わかったー。いつ殺る?」

『そうね…。今日殺ろうっか』


(2人共、殺るってなってるよ…)


ガラッ


次は、誰?


「咲ねぇー!!」


創…


『なぁに?』

「んー?何もー!」

『ガクッ』


何もないのー?


じゃあ、なんで来たのよ…


「咲ねぇを迎えに来たのー!」


迎え?


別にいらないけど?


あ。皆さんには、いい忘れてたね。


私、まだ病院にいるの。


今日、退院するの。


だからだと思うけど。


『大丈夫。私、充呼ぶし。椎もいるしね』

創「えー!僕が送るー!」

「ダーメ!僕の総長なんだから、僕がきちんと送る!」


なんか、喧嘩してるし…


何してるのよ…


病院は、静かにしないといけないのよ?


わかってるの?