あと、父さんに電話しないといけませんね…


もしかしたら、風達が電話して聞くかもしれませんし。


ﾌﾟﾙﾙ　ﾌﾟﾙﾙ


ﾌﾞﾁｯ


父「はい」

戒「父さん？僕だよ」

父「おー。戒か。何のようだ？」

戒「実は…」


僕は、事情を言った。


父「わかった。風には、嘘をつきたくないがそういう事なら仕方ない。で、誰が植物状態なんだ？」

戒「一条咲ちゃんだよ。一条財閥の」

父「おー！咲さんか…」


父さんもショックみたいです。


戒「父さん…」

父「任しとけ。俺の演技をバカにするなよ？」

戒「ハハッ　わかってますよ」

父「おっと。仕事が入った。じゃあな」

戒「忙しいのに電話してすみません…」

父「息子の電話だ。出るのが当たり前だ。じゃあな」

戒「はい」


ﾌﾞﾁｯ


父さんは、元俳優だからな…


演技は、上手だと思いますよ？


父さんを信じましょう。


(ちょっと待ったー！)

何ですか？

(俳優を引退してから、何年もたつんでしょう？じゃあ、演技もなまってるんじゃないの？)

そうかもしれません。
でも、僕は父さんを信じます。

(そう…)

はい。では、本編に戻ります。