一番なかいいのは、結城です。


じゃあ、結城に電話しましょう。


プルル プルル


ブチッ


結城「もしもし?」


あ。出ました。


出ないと思ってたんですが…


戒「戒です。ちょっとお話しがありまして…」

結城「何?」

戒「どっかで会いませんか?」

結城「じゃあ、こっちの倉庫に来るか?」

戒「はい。そうさせてもらいます」

結城「他に誰か来るのか?」


他ですか…


これは、皆に内緒にしましょう。


あとの楽しみです。


戒「いません」

結城「わかった。いつでもいいから、来るの」

戒「じゃあ、今行ってもいいですか?」

結城「あぁ。じゃあな」

戒「はい」


よし。桜蝶の倉庫に行きますか。


軼「誰と電話してたのー?」


軼、いつの間に…


戒「内緒です((微笑む」

軼「えー。教えてー!」

戒「嫌です((殺気」


おっと。殺気をついつい出してしまいました。


軼がうるさいから、仕方ありません。


さてと、行きますか。


でも、風に言わないといけません。


誰と会うかは、言いませんけど…


戒「風、今日はもう帰ります。用事がありますので…」

風「あぁ。誰だったんだ?電話」


はぁ。やっぱり、風も聞きますか…


でも、あとの楽しみですから言えません。


嘘をつくしかありませんね…


戒「…お父さんです」

風「親父さんか…」

戒「はい」

風「じゃあ、帰っていいぞ」

戒「はい。さようなら」


ガチャ


ふぅ。なんとか、セーフでした。


危ない危ない。


ん?そういえば、桜蝶の倉庫と僕の家は反対です。


もしかしたら、風達が窓から見てるかもしれません。


仕方ありません。


遠回りになりますが、僕の家の方面から行きますか…