桜蝶&蒼龍 【3】

戒side


さかのぼる事、15分前。


僕達は、倉庫にいました。


咲ちゃんが怪我してから、倉庫が静かです。


軼「暇ー」


軼がまた言ってます。


さっきから、暇しか言ってません。


風は、自分を責めてるみたいです。


確かに、風の不注意です。


でも、咲ちゃんは風を守ろうと思って助けたんだと思います。


だから、風だけのせいじゃない。


と僕は言いました。


でも…


風は、まだ自分を責めています。


しかも、いつも咲ちゃんにベッタリだった軼が咲ちゃんがいないから、静かです。


下っ端もすごく心配してました…


このままじゃ…


蘭龍がつぶれてしまいます。


僕は、ある決意をしました。


桜蝶の幹部に電話しようと…


こんな蘭龍は、僕は嫌いです。


だから、咲ちゃんに会って本当の蘭龍を取り戻したいのです。


咲ちゃんを利用する感じですが…


仕方ありません。


でも、問題なのが…


誰に電話するか。


です。


一応、幹部全員のメアドは持っています。


でも、誰に電話したらいいのかが…


悩みます…