桜蝶&蒼龍 【3】

玲「充!!殺気出しすぎ!!」

椎「そうだよ!!死ぬかと思ったし!!」


一々、うるせぇな…


充「うるせぇ…。こんな殺気にビビってどうする?咲の方が断然すごいけど?」


皆が一斉に咲を見た。


咲は…


うん。空を見てる。


咲は、視線に気づいたのかこっちを向いた。


でも、なんで皆がこっちを向いてるのかわからないみたいだ。


玲「確かに…」

椎「うん…」

咲『何の話?』


…………。


聞いてなかったのか…


はぁ。皆、一斉に溜め息をついた。


咲『あ。そろそろ、病室に戻ろっと。看護婦の人、うるさいし…先生は、優しいのに…』


咲…


それは、先生がお前に下心があるからだぞ?


気づけよ…


無自覚咲が…


俺は、咲を見た。


あれ?咲がいない?


どこにいったんだ?