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ねえ君は覚えている。


さよならの代わりにキミがくれたあの曲を。


今度は僕が想いをのせて君へ贈るよ。


I lOVE YOUの代わりに。


サヨナラを惜しむように

僕らは恋をした。


離れていても思いは変わらないって

そう思ってたけど、

すれ違った気持ちは

戻れなくなって


ねえ君は覚えている。


キミがくれたたくさんの言葉を


こんどは僕が歌に乗せて君に届ける


I LOVE YOUを伝えるために。



君が好きです。


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会場にいる君の耳に届いていることを祈りながら。


曲が終わってもしんとしている会場に向かってぼくは叫んだ。




「千葉!、君が好きだ。」

 


ざわざわした会場、


ぼくはステージから君を探す


「能勢!ここだ!」


声の先には、羽鳥と、泣いている千葉がいた。


まるでそこにスポットライトがあたっているみたいだ。



少し痩せて少し大人びた千葉がそこにいた。



「テンドー、いつまでそこ占領してる邪魔なのよ。」


リーとアンと、多分前田さん


クスクスと笑いながら、


ぼくを観客の中につきおとした。



「わ-------」



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