「負けました。」

肩で息をしているぼくの後ろに佐伯Tが立っていた。


「そうだな…

 負けたな。


 自分の甘さがわかっただろう。


 レギュラー取るのは簡単なことじゃない

 みんながそれぞれ力いっぱい頑張っても、

 スターターは5人だ、

 それを一週間部活を抜けるやつが取れると思うか?


 一週間部活に来なくていい

 その後、死ぬ気で頑張る様子見せてくれや。」



「白チームお前ら~!!


 敗者は腹筋背筋腕立て5セットな!」



「ぎゃ-----------------っ」


お鬼だ…

死ぬな