「あっ、そうだ ねえ、たかちゃん。 あたし、たかちゃんの部屋にね… あれ? たかちゃん? なんだ寝ちゃったんだ。 手術のあとだもんね、疲れてるよね。 ふふ、可愛い。」 そう、麻酔が聞いているのかなひどく眠い 少しでも千葉といたいのに 少しずつ意識が遠のいて 千葉、好きだよ。 これが千葉とぼくとの最後の時間だった。