ついつい、ニヤついてしまっている私に 『どしたの?』 と聞いてくる奏太君。 どき、どき、どき。 目が合う。 時が止まったみたいに何も動かない。 . . . この場合の対処法は? 『. . . あ、綾菜. . . 。』 切なそうな顔をする奏太君を見ると、 胸が締め付けられる。 無意識にのびる手。 『か、奏太君. . . 。』 『何してんの?』 . . . !! 突然、聞き覚えのある声がした。 でも、冷たくて低い声。 『か、和樹. . . 』