2・3時間の睡眠で仕事に行き、斉藤の実家に連れて行かれる事も多くなった


斉藤の事がバレずに彼氏と別れられたのは、何処かでほっとした


揉め事はたくさんだった


気付けば、1ヶ月半で体重が7キロも落ちていた


1日1度の食事も喉を通らず、斉藤が住み着いた部屋で私は終わりに手を伸ばそうとしてた


今思えば目だけがギラギラして、気力で身体を動かしていた


タバコの量が倍に増え、4箱になった


母は私の異常性をとても心配していたが、その頃の私には到底耳に入ってはいなかった


ある日寝顔を見ていたら、耐えきれず斉藤に包丁を向けた


気付いた斉藤はあっと言う間に、私の上に馬乗りになった


逆に包丁を向けられた私…