のんちゃんは……めちゃくちゃ……優しいよ。


だから……前と同じように……。


「ごめんね、のんちゃん……」


うなだれながら、あたしは謝った。


でも、のんちゃんは……。


「なんのこと~?」


明るく笑って、スルーして、それからあたしに手招きした。


「今日は、心優にも。
高橋さん特製スペシャルクッキーを、食べさせてあげる」