「なっ……」


つつかれたおでこを押さえながら、あたしはボワッと赤くなった。


た……確かに。


あたし……この世界観に、どっぷりハマり始めちゃったかも。


だってこれが……ただの作り物とは、思えないんだもん!!


本当に、ミステリースポットに来た気分だよ。


しかも、さっき女の子達が言った言葉が、頭の中をぐるぐるまわり始める。


『どうしよう……。
本当に……。
ここから出られなくなったら……』