どうやら、あたしは……五十嵐くんに、ひざ枕をしてもらって、眠っていたらしい。 ふふふっ……。 なんて……都合のいい夢。 我ながら、贅沢すぎて、笑ってしまう。 すると、五十嵐くんが……。 「心優?」 心配そうに眉根を寄せた。