ダンスパーティーの日以来、会ってなかった楓ちゃんの顔。


そして、今あたしがいるところは……車の中?


それから……なんで、横になってるんだろう?


キョトンと首をかしげ……あたしは、ゆっくりと体を起こした。


「ん?
心優。
起きれるか?」


あたしの体にそっと手を添え、五十嵐くんがあたしの体を起こしてくれる。