初めて来た北星の屋上で。 「まずは、煌からの伝言だ」 玲央くんが、面倒くさそうに口を開く。 「ケータイも、校章も捨てろ。 以上だ」 「……っ。 そう……ですか……」 もちろん……。 あんなことをした女に……五十嵐くんが、追いすがるとは思えない。