「巨匠と呼ばれるカメラマンの俺が気に入ったんだから、べつにいいだろ。
お~い!!
誰か、この子にメイクしてあげて~!!」


……こんなことって、有り得ない!!


「無理です、無理です!!
あたしに、モデルなんて……できませんっ!!」


両手をブンブン激しく振って、もちろん、おじさんにお断りをした。


それなのに……。


「じゃあ、心優。
案内する」