鋭く強く声であたしを呼んで……。
煌は、あたしの腕を引っ張り、煌の体の後ろに隠した。
「渡すわけ、ねーだろ」
そう言う煌の体からは……怒りの炎というか、湯気が……立ち上っているようで。
対して、冷めてるとでも言うべきかずくんは……。
ハンッと小さな薄笑いを浮かべた。
「悪いけど。
オレと煌。
どっちがいいか、決めるのは、心優だと思うけど?」
煌は、あたしの腕を引っ張り、煌の体の後ろに隠した。
「渡すわけ、ねーだろ」
そう言う煌の体からは……怒りの炎というか、湯気が……立ち上っているようで。
対して、冷めてるとでも言うべきかずくんは……。
ハンッと小さな薄笑いを浮かべた。
「悪いけど。
オレと煌。
どっちがいいか、決めるのは、心優だと思うけど?」

