ヤンキー王子とラブレッスン④【完】

「男への誕生日プレゼントに、抱き枕とか」


「…………」


「つか、ふわっふわの真っ白い羊とか。
それ、ちょっと狙ってる?」


「…………」


「心優。
俺を狼に、自分を羊に見立てただろ」


煌の低い笑い声が、耳に届く。


それにつられて、ちょっぴり笑うと……。


「えへへっ……。
実は……。
そう……かな?」