とっくにガスの切れたライターが捨てきれないように おまえとの関係にもう二度と火なんて着かないとわかっていながら 俺はいまだにダッシュボードに想い出を詰め込んだまま みっともないね 女々しいね けれどいつか新しいライターを見つけたとき きっとそれらは丁寧に真綿にくるんで行くべき所に放つから そのときには少しだけ涙ぐんで サヨナラをいうよ