いつのまにか 泣かなくなって 素直だった繭が だんだんと 口数も減り 「ごめんね」 「繭が悪かったね」 それが繭の 口癖になっていた 家庭は繭を見捨てた それで元々精神的な病気を 診断されていたことも 知っていたはずなのに