そして彼女は いつも持って歩くかばんに 必要最低限の荷物をもって 出て行った 最後に 「もう、ばいばいだね」 って、いつもの声で でも彼女は泣かなかった あの頃の俺は気づかなかった あの泣き虫なあいつが もうずっと泣いていないことに そして5年という時間に 終止符を打った