「望月、腕を見せろ」 「大丈夫だ…ッ!あんたらは先に行け!」 「だが…」 「行け!い…っ」 妃絽は痛みに耐えながら、土方達に先に行くように促す。 すると、土方は盛大に溜息を吐いた。 「新八、隊を率いて先に行け。俺はコイツの治療をしてから、向かう」 「ああ、分かった!お前ら、行くぞ」 彼の言葉に頷くと、永倉は隊を率いて天王山へと走り出した。