揺れる水面 映る月影は何処から



「これは監察方のお前達の仕事の一つだ。まさか、やれないとは言わないよな?」



土方の有無言わさぬ気迫に妃絽は溜息を吐くと、任務を受けた。




彼女の承諾を聞いた土方は山崎に向かって頷くと、山崎も土方に頷き返す。




「ほな、行って来るで。妃絽、行くで」



妃絽は山崎に連れられ、部屋を出て行った。