揺れる水面 映る月影は何処から



そんな中、ふと原田が足を止め、妃絽の方を振り返った。



「そういえば、妃絽。昨晩は随分と騒がしかったが、何かあったのか?まさか、乳操りあっ――、ごふっ」



変な妄想をし、事実ではないことをほざこうとする原田の腹に妃絽はパンチした。



パンチは見事に鳩尾を捉え、彼は身体を丸めて呻いている。


「左之!?何馬鹿なこと言ってんだ、てめぇ!誰がこんなクソ貧乳女と!」



「何で、私がこんな女好きと乳操りあわないといけないんだよ!お前の思考回路は思春期の男子か!?」



妃絽と土方は物凄い剣幕で原田に迫る。