「なあ、望月。質問して良いか?」 顔を引き攣らせる土方の問い掛けに妃絽は頷く。 「各務はそそっかしいのか?それとも、運動神経が悪いのか?それとも、馬鹿なのか?」 妃絽は彼の質問に一呼吸おいてから呆れたように答えた。 「夏樹は運動神経は良いよ。でも、ドジで馬鹿なんだよね…」 妃絽の言葉に四人の視線が夏樹に向けられる。 夏樹は転ぶ時に一回転したらしく俯せに倒れ、ぶつけた頭と額を押さえていた。 その光景に土方達は盛大に溜息を吐いた。