しかも、夜這いは夜するのであって、朝するのは夜這いとは言わない。 言葉を使い間違うということはそれ程、妃絽はパニックになっているということだ。 すると、土方と近藤、沖田、夏樹、あと見知らぬ二人が入って来た。 「左之、平助、新八。コイツを襲っても、何の得もねぇぞ」 土方は布団から出る妃絽の上半身を見て、鼻で笑った。 その視線は明らかに妃絽の胸を見ていて、貧乳と言わんばかりの憐れみが込められている。