―――――――― ―――――― ―――― ―― 二人が落ち着いた頃には空が茜色になっていた。 ふと近藤が口を開いた。 「落ち着いた所で、望月君と各務君の部屋割りだが…。今、開いてる部屋がなくてな。誰かと相部屋でも良いかい?」 「構わないよ。お世話になるんだから、文句は言わない」 「本当に文句は言わないですね?」 「うん、言わない」 妃絽の言葉に近藤と沖田は意味ありげに笑った。 その笑みに妃絽の身体に悪寒が走る。