「夏樹…、ちゃんと勉強しなよ?これ以上馬鹿になったら、時の都は潰れるよ」 「うん」 「落ち着いて行動しなよ?」 「うん」 「ちゃんと跡継いで、皆を支えてやりなよ?」 「ぅん…」 最後の方は嗚咽が混じっている。 妃絽はそんな夏樹の顔を掴み、上を向かせる。 そして、思い切りデコピンを食らわせた。