「おい、コラ。何勝手に話してんだよ、ボケナス。お前はこの状況が分かってんの?分かんないなら、お前の脳みそはミジンコ以下…、いや、脳なしだな」 「だ、だって!この人達は新選組の人た――、どふっ!」 「お前はもう黙れ。口を開くな、息を吸うな、阿呆」 今度は思い切り頭突きを食らわす。 さすがに盛大な鈍い音がしただけあって、夏樹は痛そうに額を押さえていた。 憐れなり、夏樹。