企画書には埋め立ての予定などが書いてある。 それを見た妃絽は彼の腕を掴 み、訴えた。 「お願い、埋めないで!」 「妃絽!」 すると、夏樹が妃絽と齋を引き離した。 妃絽は腕を掴む夏樹を振り払おうと暴れた。 「離せ、夏樹!あれを埋めたら、二度と彼らには――」 ふと妃絽の動きが止まった。