「いい加減に答え――」 「実は俺達、未来から来たんです!」 今まで黙っていた夏樹が口を開き、馬鹿正直に話してしまった。 目の前の美丈夫達はその言葉に呆気を取られていた。 すると、妃絽は夏樹の襟首を掴むと思い切り鼻にパンチを食らわす。 その音はかなり鈍く、鼻にパンチを食らった夏樹は鼻を真っ赤にしていた。 不思議なことに鼻血は出ていなかった。