今まで感じていた想いを吐き出すかのように両親にぶつける。 「それに、男じゃないって理由で私を捨てるくらいだったら、産まなければ良かったでしょ!そうすれば、私はこんな想いせずにすんだんだよ!」 妃絽は荒くなる呼吸を整えながら、両親を睨みつけた。 「私はあんたらなんかと暮らさないから…」 そう言うと妃絽は部屋から飛び出した。