揺れる水面 映る月影は何処から



その次の日。



とうとうやって来た未来に帰れる道が開かれる日。



しかし、未来には帰らず、こちらに残ると決めた妃絽には関係ないことだった。



それでも、もう二度とその帰れるチャンスないのかと思うと、少し迷いが生じていた。



そんな迷いが感じ始めた夕方――。



「土方さん、飯だよ」



妃絽は自室で仕事をする土方を呼びに来ていた。