未来には自分を必要としてくれる人はいない。



だったら、この時代に留まり、彼らと暮らした方が良いのではないかと妃絽は考えていた。



「俺達だけじゃよく分かんないし、山崎さんにでも相談するか…」



隣で団子を食べながら、夏樹がポツリと呟く。



その意見には妃絽も賛成だった。