「「のわぁあぁあああぁあああぁぁあ!!!!!」」 すると、二つの影がだんだんこちらに向かって落ちて来ていた。 そして――。 二つの影は茂みに落ちた。 「いでっ!」 「ぐっ!」 おそらく、声からして年若い男女。 格好も着物ではなく、徳川の世では有り得ない奇っ怪な服装だった。 しかし、美丈夫達は服装よりも空から降って来た方が信じられないことだった。