唇が離され、抗議をする妃絽だったがその途中、またそれに塞がれた。 逃れる為、妃絽は頭を引っ込めてやろうとした。 しかし、頭をガッシリとした腕に固定され、逃れる所か飲ませやすいように上を向かされていた。 熱で身体の自由が利かない妃絽は彼のするがままに口移しで薬を飲まされていた。 ようやく口の中に薬がなくなったのか、土方は妃絽から唇を離した。 しかも、チュッとリップ音を立てて。