「死ねぇ!」
リンと今まで見ていただけの敗残兵達が一気に襲い掛かって来る
それと同時に、妃絽は懐から取り出した煙幕弾を地面に叩き付けた。
煙幕弾が割れると、一瞬にして辺りは煙に包まれる。
「うっ、目が痛い!」
煙幕弾には唐辛子の粉末が混ぜてある。
それのせいで目は刺激され、開けていられない状態になる。
その間に出来た隙を狙い、妃絽は裏口から逃げた。
後ろからリンの怒鳴り声が聞こえたが、無視し、暗い夜道を足を引きずりながら走り抜けた。
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