-日向-

昨夜は誰が兄弟になるか楽しみ過ぎて寝れなかった。


あっというまに朝の7時だ。


「ふわぁー...ねみぃ」


「日向ー!!起きてるーーー??」


母さんが起こしに来たようだ。


「あぁ、起きてる」


「11時くらいに来るからちゃんと着替えときなさいよ」


「それと、今日は遊ぶ約束はしてないでしょうね!?」


「え、あぁ...やべぇしてる。」


「ええ!?もう!日向は!どうしようもないからその約束は断っといて。理由もちゃんとつけてね」


「あぁ。分かったよ」


母さんが下に降りて行ったあと約束していた友達に電話した


プルルルル--


1コールで繋がった


『あぁ?朝早い電話だな、日向』


「すまん、椎名。あのな、今日の約束だが理由があって断る。すまんな、明後日でも遊ぶか??用あるならいいけど」


電話の相手は「椎名大輝(しいなだいき)」俺の心友だ。


『理由ってなんだよー??まぁ仕方ない。明後日は暇だから遊ぼうぜ。その時聞かせろ!!今度は断るなよ??じゃぁ』


「あぁ、分かった。すまんな、じゃ」


プープー


電話をした後母さんと朝食を終え、着替えた。


父さんと姉ちゃんはもうどこかへ行ったみたいだ。


たぶん実家だろう。


ピンポーン...


もう来たようだな、


目の前でみてやるために玄関で迎えてやろう