「でも、大和がついててくれたから大丈夫」 そう言って私は光輝に微笑みかけた。 すると、光輝も優しく笑って私の頭をくしゃくしゃっと撫でた。 「……なんで?」 「……ん?」 「なんで大和も光輝も私の頭撫でるの…?」 「…ん~…」 「……」 「…なんか、亜優の綺麗な髪の毛ってぐしゃぐしゃにしたくなるんだよな」 「何それ~」 私は、立ち上がって、綺麗にワックスで立たされた光輝の髪の毛をぐしゃぐしゃにした。 「ちょ、おま、や~めろ」 光輝は長身なのを良いことに私をするりとかわした。