それから、先輩と交際が始まりました。
登校、下校は一緒じゃないけど、休憩時間は沢山話をした。
今日もそんな日常だ。
「よ、瑞紀♪」
『なーに?真紀。』
真紀は私の親友で何でも話せる友達。
「最近休憩時間はいつもいないけど、嬉しいそうじゃない♪」
『へへっ!彼氏が出来たんだ!!』
「え?!マジですか!!」
『マジのマジ。』
「きゃーっ!良かったじゃん!!」
ほら、真紀は自分の事の様に喜んでくれる。
私の大好きな親友!
「で、誰なの?」
『坂城先輩だよ。』
「……え?」
その瞬間、空気が冷たくなった感じがした。

