え!ちょっと待てぃ。

「じゃあシュウ君の事は?」

「あぁあれはただ単に悲しんでる時に慰めてくれたから親近感わいただけで恋じゃないよ。」


「…」

今なんとなく雑誌に書いてあった事思い出した。

【女は泣いてる時がおとしやすい。】ってね。


確かにそうだ。


私、その雑誌みたとき有り得ないってバカにしてたけどけっこう雑誌に書いてある事って本当かも…?


「で、あんたどうすんの?」

「ほぇ?」


「ほぇじゃなくて…
順に対しての事。」


「いや…やっぱりフラれたんだし…なんか上等?みたいな?」


あれ?また大人ぶってる自分がいる。

「本当にあんたそれでいいの?」

「…」


「行ってきな!」

そう言ってみきは私の背中をポンと押した。


「みきの言うとおりだ。」

そして私は前に向かって歩きだした。