「お前と話す暇はねぇ。もう行くし」
「んじゃあねぇ!!!」
…やっぱり、相談だ。
あの自称:恋愛マスターに…。
うわっ…寒っ。
やっぱ、秋の風は身にこたえる。
「よっ!!!おっはー陸斗!!!」
いいところに風磨の登場。
ここは、利用しようではないか。
「…なぁ…恋ってどんな気持ちになる?」
するとアイツはニコッと笑って
「…じゃあ言うよ?」
「いいとも」
「…杏ちゃんが他の男子と話してたら?」
…アイツが男と……?
…何か嫌だ。
何でそう思うのか
「嫌だ」
「…んじゃ次。手繋いでたら…?
 キスしてたら…?」
…手………キス………?
「いっ嫌だし」
何か、嫌っていうか、
俺だけがするんだしって
ムシロ思った。
「(ニヤリ 分かった?」